株式会社XSHELLは、IoT(Internet of Things)に必要とされている各種機能を備えたソフトウェア開発及びプラットフォームサービス「isaax」の開発・提供を行っている。
同社は2018年8月1日から『isaax IoTエンジニア養成キット(https://xshell.io/isaax-iot-engineer-kit/)』の提供を開始した。

今回、その株式会社XSHELLへ『isaax IoTエンジニア養成キット』について取材させていただくことが出来た。

※IoT(Internet of Things)…従来インターネットに接続されていなかった様々なモノが、ネットワークを通じてサーバーやサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組みのこと

■IoTエンジニア養成キットとは

 

・毎月届くIoTキットを使って学習
オンラインの学習コンテンツを使って、IoTの基礎から応用まで6ヶ月でマスター出来る学習キットである。
IoTエンジニア養成キットは、株式会社XSHELLが400人以上のユーザーを育成した勉強会のノウハウを活用したものとなっている。
ユーザーは毎月届く学習キットを使い、Raspberry Piを使ったセンシングからデータ解析まで、IoTに必要とされるスキルを簡単に学習することが可能だ。
予め用意された沢山のサンプルコードが、エンジニアのスキルアップに効果的で、毎月5万円(トータル30万円)でIoTの実践ノウハウを得る事が可能となっている。

「IoTエンジニア養成キットが届くまで!」

 

集合写真 

出演者の2名

名前:高橋克己、所属:Twilioエバンジェリスト(左) 名前:ななみん、所属:猫と暮らすIoTハウス管理人(右)


URL:https://www.facebook.com/katsumi.takahashi
http://edge.tsumug.com/archive/category/IoTおうちハック

環境センサー -(Enviro pHAT)

環境センサー -(Enviro pHAT)

■インタビュー

・IoTエンジニア養成キットはどのような方に向けたものなのか
「IoTと言われても、言葉自体あまり知られていなく、ITの仕事をしている方たちも実は中身や仕組みまで理解しているの人は少ないのが現状です。
よくあるケースとして、IoTの新規事業部を立ち上げて企画をしてプロジェクトを進める中で、発注者も受注者もIoTへの理解が浅い故に、エンドユーザーのお客様の目的とは違うモノが出来上がってしまう、そのような事例が散見されます。
そういった事を少しでも減らすために、IoTを発注者と受注者の双方が理解度を高める必要があると考えています。そこを手助けするのが『IoTエンジニア養成キット』です。
これからIoTプロジェクトを始めたい・課題を解決したいと考えているプロパーのお客様や、IoT案件が増えると予測しているが自社内でIoTをまだ理解していないお客様、この2者の方たちには是非利用してもらいたいです。」

・IoTエンジニアにとって必要なものとは
「モノ・プログラム・ネットワーク・クラウド・AIなどと幅広い分野の知識が必要です。そういった広範囲に渡る知識が必要だが、実際に実証実験を行うと電源の供給やネットワークの問題など、様々な制約が出てきてしまいます。そういった全ての問題を最初からクリアしようとすると、すぐに数百万円から時には数千万円の費用がかかってしまいます。本当に確かめたかった仮説を見極めて、要件を絞ることで小さくスタートして徐々に改善し、やりたい事を素早く簡単に実現できるスキルが一番大切です。実際にisaax IoTエンジニア養成キットはそういった構成になっています。」

・isaaxが他にはない特徴とは
「世の中にあるIT研修の多くは集合型研修が一般的ですが、研修地まで足を運ぶ必要があるので遠方の方が参加し難い背景があります。
そこで、私たちはプログラムをオンラインで見られるようにし、どこからでも誰もが始められるような学習への道筋を作っています。
また、集合型の研修だとどうしても学習の進み具合にばらつきが出てしまいますが、オンラインの研修であれば、お客様のペースに合わせて進める事ができます。」

キット内容

・企業から伝えたいこと
「学習に必要なハードウェアを毎月パッケージとして送付して、ソフトウェアのライセンスに関してはApache License2.0と呼ばれるライセンスを使用しています。
このキットで使っているプログラムは小売店でのIoTカメラを使った来店人数のカウントや、ドアに開閉検知センサーを取付けて高齢者の見守りをするなどの、そのままビジネスに活用することが可能です。」


・株式会社XSHELLが目指しているものとは

「私たちが提供しているサービスで目指しているものは、モノの中に入っているソフトウェアの振る舞いを簡単に変えられるようにすることです。
そして、迅速に随時アップデートを繰り返してサービス向上を出来るようなIoTのアジャイル開発を簡単に実現できるようなツールを提供することです。
それによってさまざまなモノがネットに繋がり、生活を含めたユーザーエクスペリエンスが向上する。これらが『提供している価値』・『目指している世界』です。
弊社の『isaax』と呼ばれるサービスも様々な端末の中のソフトウェアをアジャイル的にアップデートできる様にしています。

現在、日本のIoT市場はやや海外に遅れを取っており、IoTに手を付け始めたばかりの方々が市場の大部分を占めています。
そこで、これまで以上に既存事業の中でIoTを活用していただくノウハウを持ってもらう為のキットを提供したいと発案しました。」

※アジャイル開発(アジャイルソフトウェア開発)…ソフトウェア開発のプロジェクトの進め方の定義の一つ、短期間での開発サイクルを沢山繰り返す事によってサービスを改善する手法

■IoTの課題

明るい未来ばかりが語られるIoTですが、データ分析やエンジニアリングにあたる社員の確保は企業にとって深刻な問題になっている。また、高機能なほど人による設定も複雑化する為、人為的トラブルが発生する事が多々ある。
機械への設定まで任せられるような高度な人工知能の社会が到来するのも遠くはないかもしれないが、まだまだ時間がかかると言える。
『IoTエンジニア養成キット』によって、IoTの企画開発ができるエンジニアとビジネスマンが増え、日本の産業へ貢献できるかもしれない。
まさに『IoTエンジニア養成キット』は出遅れた日本のIoT産業の発展へのきっかけになると期待できる。

■株式会社XSHELLについて

代表者:CEO 瀬戸山 七海
本 社:東京都品川区西五反田1丁目26-2-308
設 立:2014年8月12日
URL: https://xshell.io/

関連リンク
https://isaax.io/